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公開日:2024.10.25
定年後は、長年の仕事から解放されて、これまでの人生とは違った新たな挑戦ができる機会です。趣味に没頭したり、旅行を楽しんだり、ボランティアで社会に貢献したりと、自分らしい時間を過ごせます。
本記事では、孤独を感じず、充実した定年後を過ごすための方法をお伝えします。新しい人生のステージを、より豊かで満足のいくものにするために準備をしましょう。
定年後の生活設計を考える際、老後の収入である年金は重要な要素です。そのため、いくらの年金をいつからもらうかは早めに考えておくといいでしょう。
年金を早く受け取りたい場合は、繰り上げ受給することができます。年金の繰り上げ受給と繰り下げ受給のメリットとデメリットは以下のとおりです。
名称 | メリット | デメリット |
---|---|---|
繰り上げ受給 | 年金を早めに受け取れる | 月々の受給額が減少する |
繰り下げ受給 | 受給額が増加する | 早く亡くなると恩恵が小さい |
繰り上げ受給の場合、受け取り開始を1カ月早めるごとに年金額が0.4%減少します。一方、繰り下げ受給では、受け取り開始を1カ月遅らせるごとに年金額が0.7%増える仕組みです。通常の年金受給開始年齢を65歳とした場合の具体例は以下のとおりです。
65歳での年金受給額が月額10万円の場合、受給開始を1カ月早めた場合と1年(12カ月)早めた場合、年金額は以下のように減額されます。
1年繰り上げて受給を開始すると、月額の年金は4,800円減り、95,200円となります。
反対に受給開始を1年(12カ月)遅らせて66歳から受給を開始すると、年金額は以下のように増額されます。
1年繰り下げて受給を開始すると、月額の年金は8,400円増え、108,400円となります。
このように、受給開始時期を早めるか遅らせるかによって、月々の年金額が大きく変わることになります。それぞれの状況に応じて、最適な受給時期を選びましょう。
以下のような生き方は充実した定年後を過ごせます。
定年後は長年の仕事から解放され、自由な時間を手に入れられます。新たに得た時間をどう過ごすかは、人生をより豊かにする大きなカギとなります。
老後に楽しめる趣味として、例えば以下のようなものがあります。
趣味や旅行、ボランティア活動に時間を使うことは、充実したシニアライフを送るための素晴らしい選択肢になるでしょう。
定年後も再就職や再雇用を検討すれば、経済的な安心感を得られるだけでなく、社会とのつながりを維持し続けられます。働くことで新たなスキルや知識を習得し、自己成長を実感すれば、精神的な充実も得られるはずです。
自分に合った働き方を選び、無理のない範囲で社会貢献を続けてください。
ここでは、シニア世代に人気の仕事を3つ紹介します。シニアに人気のある仕事は以下のとおりです。
出典)タイミー:「タイミー、シニア・プレシニア世代のスポットワーク利用実態調査を実施」
飲食業は、レストランや喫茶店において、調理の補助や材料の仕入れなどを行う仕事です。
簡単な調理だけではなく、食材の発注や店内の雰囲気作りなど様々な業務をこなす必要があります。基本的に立ち仕事が中心となるため、体力的な負担が大きく、体力を衰えさせたくないという方におすすめです。
軽作業スタッフは、未経験者でも始めやすい職種です。以下のような業務を工場や倉庫などで担当します。
特別な資格や高度な技術は必要ないため、シニアでも取り組めます。ただし、体力が必要な作業もあるため注意は必要です。
接客スタッフは、オフィス、施設、レストランの場所などでお客様を案内する仕事です。
細やかな気配りと根気強さが求められる職種です。また、飲食店で接客スタッフの仕事に就いた場合には、上記以外にもテーブルセッティング、会計レジ業務、料理や飲み物の配膳などの業務を任せられます。
定年後の働き方を考える際には、在職老齢年金の仕組みも理解しておきましょう。在職老齢年金は、働きながら年金を受け取る場合の支給調整をする制度です。
給与(賞与を含む)と老齢厚生年金の月額が、一定の基準額を超える場合は超過分に応じて年金の一部が支給停止または全額が支給停止とされます。ただし、支給停止された額が年金として失われるわけではなく、将来的に再計算される場合があるため、長期的な視点が大切です。
老齢年金の受給要件の詳しい内容は「老齢年金とは?受給要件や年金額、請求手続きについて解説」も参考にしてください。
定年後に充実した生活を送るためには、健康が大切です。趣味や仕事を楽しむためにも、毎日の運動を習慣化しましょう。具体的には以下のような運動が継続しやすいでしょう。
1日4,000歩を目安に歩いたり、軽いストレッチを取り入れたりして、筋力を維持しましょう。適度な運動は健康寿命を延ばし、長く活動的な生活を送るための基盤となります。無理なく続けられる運動を見つけ、日常に取り入れていくことが大切です。
本記事では、定年後の過ごし方や、仕事について解説しました。定年後の過ごし方は、年金の受け取り時期や働き方を含め、自分に合った選択肢を見つけることが大切です。趣味やボランティアで心を豊かにし、適度な運動で健康を維持しながら、孤独を感じないシニア生活を送りましょう。
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