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公開日:2025.03.31
リースバックは、家を売却してもそのまま住み続けられる仕組みとして注目されています。しかし、売却後に何年住み続けられるのか、具体的な期間について疑問を抱いているかたも多いのではないでしょうか。そこで、本記事では、リースバックの基本的な仕組みから、契約の種類や延長の可能性、長く住み続けるためのポイントについて詳しく解説します。
リースバックは、自宅を売却した後もそのまま住み続けられる不動産取引の一種です。売却後は自宅を賃貸として借りる形となり、売却前と同じように暮らすことができます。
生活環境を変えずに住み続けることができるため、特に高齢者や退職後の生活を考える人にとって大きなメリットとなるでしょう。
リースバックのメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
自宅を売却してもそのまま賃貸として住むことが可能 | 自宅の売却価格が市場価格よりも安くなる |
まとまった資金を手に入れられる | リフォームや建て替えが自由にできない |
家の所有リスクを回避し、安定した生活を維持可能 | ずっと住み続けられる保証はない |
リースバックは不動産取引として、通常の不動産売却よりも短期間で現金化できるため、急な資金需要にも対応できます。
リースバックした自宅に、住み続けられる期間は契約内容によって異なります。基本的には契約期間内であれば、賃料を支払い続けることで長期間住むことが可能ですが、一定の期間で契約更新が必要な場合もあります。
リースバックの契約タイプは会社によって異なるため、提供される契約が定期借家契約か普通借家契約かを確認することが大切です。ここからは、定期借家契約と普通借家契約の違いについて解説します。
定期借家契約は、契約期間が決められており、契約終了後は退去を求められる契約です。契約期間は一般的に2〜3年が多いですが、会社や地域によって異なる場合もあります。
引き続き住む場合には双方の合意に基づく再契約が必要なので、再契約が必ず保証されるわけではなく、その可否は貸主の判断に委ねられます。契約内容を十分に理解し、長期間住みたい場合は再契約について確認しておくことが大切です。
普通借家契約は、借主が希望すれば原則として契約が自動更新される仕組みです。この契約方式を選べば、契約終了後も住み続けられる可能性が高くなります。
普通借家契約の場合、借主の意思により住み続けることができるため、長期間住むことを希望する場合には最適な選択となります。
リースバックを利用する際の契約方法には、「定期借家契約」と「普通借家契約」の2種類があります。選択する契約によって、住み続けられる期間や契約更新の条件が大きく異なります。
以下の表で、両者の主な違いを比較します。
定期借家契約 | 普通借家契約 | |
---|---|---|
契約方法 | 公正証書等の書面* | 口頭、書面 |
更新の有無 | 期間満了により終了し、更新がない(ただし、再契約は可能) | 正当事由がない限り更新 |
期間1年未満とする 賃貸借の効力 | 1年未満の契約も有効 | 期間の定めのない賃貸借とみなされる |
賃料の増減請求 | 特約の定めに従う | 特約にかかわらず、請求可能 |
賃借人の中途解約の可否 | ・床面積200㎡未満の居住用建物でやむを得ない事情がある場合は、借主からの中途解約が可能・中途解約に関する特約があればその定めに従う | 中途解約に関する特約があればその定めに従う |
※賃貸人は「更新がなく、期間の満了により終了する」ことを契約書等とは別に、予め書面を交付して説明しなければならない
出典)国土交通省「定期借家制度」
定期借家契約は、契約期間が明確に定められており、更新が原則できません。一方、普通借家契約は、契約期間が終了しても借主が希望すれば更新されやすく、長期間住みたい方に適しています。
それぞれの契約内容をよく理解し、自身のライフスタイルに合った契約を選択しましょう。より詳しい違いについては、「定期借家契約と普通借家契約の違いとは?」をご覧ください。
リースバックで長く住み続けるには、契約内容と会社選びが大切です。普通借家契約に対応しているリースバック会社を選ぶと自身の希望通り借りられるので安心です。
普通借家契約は、契約期間が終了しても借主が希望すれば契約を更新できるため、長期間住みたい方に適しています。契約更新時に条件が大きく変わる心配も少なく、安定した生活を維持しやすくなるでしょう。
また、再契約が可能な定期借家契約を提供する会社を選ぶ方法もあります。定期借家契約は契約期間が定められており、基本的に更新はできません。
しかし、再契約に柔軟な会社であれば、条件を確認したうえで再契約することで長く住み続けられます。再契約時に賃料や契約条件が変更される可能性があるため、事前に確認しておくことが重要です。
リースバックは、契約内容や会社選びを誤ると予期しないトラブルが発生する可能性があります。安心してリースバックを利用するための主なポイントは以下のとおりです。
ここでは、リースバック利用時に押さえておくべき注意点を解説します。
リースバックでは、売却後も賃料を支払い続けなければなりません。賃料が高すぎると生活費が圧迫され、家計が苦しくなる恐れがあります。
普通借家契約であっても、賃料の滞納が続けば契約解除や退去を求められます。安定した生活を維持するためには、無理なく支払える賃料を設定している会社を選ぶことが大切です。
賃料の設定は会社ごとに異なり、物件の査定基準や利回りの計算方法によって差が生じます。賃料が高い場合には、売買金額が高く設定されていることがあるため、賃料を安くできないか交渉してみるといいでしょう。
複数のリースバック会社の条件を比較し、賃料だけでなく契約内容やサービス内容も総合的に判断しましょう。
リースバックを利用する際は、信頼できる大手企業を選びましょう。大手企業は財務基盤が安定しており、長期間事業を継続する可能性が高いため、経営破綻や急なサービス終了のリスクが低く、安心して契約できます。
資金力があるため、迅速な資金調達や支払いにも対応可能です。契約プランも幅広く用意されており、利用者のニーズに合わせた柔軟な契約条件を提案してくれるでしょう。
企業を選ぶ際は、上場企業かどうか、コンプライアンスが徹底されているか、担当者が真摯に対応してくれているかなどを確認してください。信頼性の高い企業と契約することで、リースバックを安心して利用できる環境が整います。
リースバック契約を結ぶ際は、契約内容や条件を詳細に確認する必要があります。
特に、以下の項目を確認しておきましょう。
設備の修繕費用は借主と貸主のどちらが負担するのかを明確にしておきましょう。責任の所在が曖昧だと、後々トラブルになる場合があります。
上記の内容を契約書に正確に反映させ、納得した上で契約することで、将来的なトラブルを防ぎ、安心してリースバックを利用できる環境が整います。
リースバックを利用する際は、買戻しオプションの有無を必ず確認しましょう。買戻しオプションとは、売却後に自宅を再び購入できる仕組みです。
将来的に経済状況が回復した場合や、家族の事情が変化した際に、自宅を再取得できるため、有利な選択肢のひとつです。
ただし、買戻しオプションがあっても、買戻し価格や条件は契約時にしっかり確認する必要があります。多くの場合、「売却後3年以内であれば買戻し可能」などの買戻しの期限設定されており、十分な資金計画を立てていなければ再取得は難しくなります。
将来、自宅を手放したことを後悔しないためにも、買戻しオプションの有無とその条件を十分に理解し、納得した上で契約を進めましょう。
本記事では、リースバックの仕組みや契約の種類、長く住み続ける方法について解説しました。住み慣れた家に住み続けながら資金を確保できるリースバックは、急な資金需要や老後の生活資金の確保に役立ちます。ただし、契約内容や会社選びを誤るとトラブルが発生する恐れがあります。
安心して利用するためには、契約内容や条件の確認、信頼できる企業の選定、賃料負担の見直し、買戻しオプションの有無を確認することが大切です。資金確保と住環境の維持を両立させたい方は、リースバックの仕組みを正しく理解し、賢く活用してみましょう。
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